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有機農業豆知識

[#17]マニアスプレッダこぼれ話(8)ー有機農業の今昔ー

有機農業

農林水産省の「みどりの食料システム戦略」の中で、持続性のある農業を続けるために(だけではないが)「有機農業」を増加させようというのがあります。

大昔は化学肥料がなかったから堆肥のような自然のものを使って農業をしていました。
有機農業だったわけです。
また、最近は化学肥料が値上がりしたのでコストダウンのために堆肥を使おうという動きがあります。

昔は全て人力だったので大変だったのですが、今は堆肥を作るのも撒くのも機械があります。
きれいにペレット化した堆肥もあるし、化学肥料と堆肥を混ぜてペレットにした便利なものもあります。

少々気持ち悪いかもしれませんが、下水汚泥堆肥というものもあります。
下水にはいろいろな肥料分が含まれているので、日本中の下水を回収すれば高価な肥料材料を輸入しなくても国内で自給できるかもしれないという話を聞きました。

食べ物のあまりもたくさん捨てられているので、これも肥料になります。
家畜の糞尿もメタン発酵すればメタンガスで発電できるし、残った液は充分に肥料分があるので液体肥料として使えます。
→エコ+有機農業で一石二鳥ですね。

農業は雑草との闘いです。
完全有機だと手取りしか手がありませんが、これもいろいろ技術があり「有機っぽい農業」ならば除草剤が使えたりします。

以上、聞きかじり有機農業でした。

雑草だらけになってしまい、何が作物かわからなくなった畑

開発技術部 服部